「実家の片付け、そろそろ考えないといけないけれど、何から話せばいいんだろう……」
私自身、そんな漠然とした不安を抱えた一人の息子として、このサービスを立ち上げました。
私が向き合ってきた「実家じまい」の現実
数年前、久しぶりに田舎の実家に帰ったとき、私は何から手をつければいいのか、まったく分かりませんでした。
大学進学以降、実家を離れていたため、かれこれ20年近く、家のどこに何があるのかさえ把握できていない状態でした。目の前には物が溢れた部屋があるのに、「これは残すべきか」「誰に相談すればいいのか」という判断の基準が何もない。
具体的に困ったのは、3つのことです。
まず、情報がどこにもなかった。誰に聞けばいいのか分からず、ようやく得た情報が正確かどうかも判断できない。ネットで調べても、自分の状況に当てはまる答えが見つからない。
次に、何をいつまでにやるべきか見えなかった。実家の片付けには期限も正解もないように見えて、何もしないとどうなるのかも分からない。そのまま放置してしまいそうになる感覚は、今でも覚えています。
そして、お金のことが一切分からなかった。実家を処分しないまま放置すると税負担が増えること、自治体によっては解体費用の助成金が使えること——こうした知識が最初はゼロでした。
私の場合は、たまたま教えてくれる人がいたので何とか乗り越えられました。でも、そういう人がいなければ、どこから動けばよかったか分からなかったと思います。
「ふれあいの丘」は、あのときの自分のような方に、最初の一歩を示すために作りました。
「何から始めればいいか分からない」に寄り添いたい
「生前整理支援センター - ふれあいの丘」は、かつて地域の方々に親しまれた公共施設の名前を受け継いでいます。私たちが目指すのは、あの頃のような「誰でも安心して立ち寄れる場所」です。
生前整理は、決して「終わりのための準備」ではありません。むしろ、これからの家族の時間をより豊かに、笑顔で過ごすための「未来への準備」だと、私たちは信じています。
常に、利用者様と共に歩むサービスでありたい
このサービスは、まだ完成されたものではありません。 実際に悩み、立ち止まっている皆様の声をお聞きしながら、常にアップデートし続けていきたいと考えています。
「こんな機能があったら助かる」「この部分が分かりにくかった」など、どんな些細なことでも構いません。皆様の率直なお声を、ぜひお聞かせください。
一人で抱え込むには、生前整理はあまりに重い課題です。 でも、誰かと一緒に一歩を踏み出すことができれば、それはきっと家族の新しい絆を作るきっかけになります。
私たちが、その最初の一歩を支える道標となれるよう、誠心誠意取り組んでまいります。
大久保亮佑株式会社Kogera 代表取締役社長
