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エンディングノートアプリの選び方と比較【2026年】|サービス終了でデータが消えた実例も

エンディングノートアプリの選び方と比較【

エンディングノートを書きたいけれど、紙のノートを買って向き合うのは少し大げさな気がする——そんな方に選ばれているのが、スマホやパソコンで書けるアプリ・Webツールです。ただしアプリ選びには、紙にはない落とし穴もあります。この記事では、大手アプリの終了事例をふまえた失敗しない選び方と、タイプ別の比較をご紹介します。

エンディングノートをアプリで書くメリット

紙のエンディングノートに比べて、アプリやデジタルツールには次のような利点があります。

  • 思い立ったときにスマホですぐ書き始められ、机に向かう気負いがいらない
  • 書き直し・追記がかんたんで、住所や口座の変化に合わせて更新しやすい
  • 手書きが負担な方でも、入力なら少しずつ進められる
  • 項目がステップ形式で用意されているものが多く、「何を書けばいいか分からない」を防げる

エンディングノートは一度書いて終わりではなく、状況が変わるたびに見直すものです。「更新のしやすさ」はデジタルならではの大きな強みといえます。

アプリ選びで失敗しない4つの基準

一方で、アプリには「サービスに預ける」ことによるリスクがあります。次の4点を確認してから選びましょう。

基準1:サービスが終了したとき、データを取り出せるか

もっとも重要な基準です。実際に、NTTファイナンスが提供していたデジタルエンディングノート「楽クラライフノート」は2024年6月30日にサービスを終了し、登録されていたデータは削除されました。大手企業のサービスであっても、撤退する可能性はゼロではありません。数年〜数十年先まで使う前提のエンディングノートだからこそ、「終了時にデータをエクスポートや印刷で手元に残せるか」「そもそもデータがどこに保存されるのか」を事前に確認しておくことが欠かせません。

基準2:セキュリティとデータの保存場所

エンディングノートには家族の連絡先や資産のメモなど、大切な情報を書き込みます。データが事業者のサーバーに保存されるのか、自分の端末内に保存されるのかで、情報の扱われ方は大きく変わります。なお、どのアプリを使う場合でも、口座番号・暗証番号・パスワードそのものは書かず、「何がどこにあるか」だけを記録するのが鉄則です。

基準3:費用(無料の範囲と有料プランの条件)

無料で始められても、項目の追加や共有機能が有料というアプリもあります。長く使うものなので、無料でどこまで使えるか、月額・買い切りの別を確認しましょう。

基準4:続けやすさ(会員登録の要否・操作のシンプルさ)

会員登録やアプリのインストールが必要だと、それだけで書き始めるハードルが上がります。「今日この場で1項目だけ書ける」くらい手軽なものほど、結果的に続きやすくなります。

タイプ別比較:ネイティブアプリ・ブラウザ型・PDF/紙

エンディングノートのデジタル化には、大きく3つのタイプがあります。それぞれの特徴を比較します。

項目

ネイティブアプリ

ブラウザ型ツール

PDF・紙

始めやすさ

インストールと登録が必要な場合が多い

URLを開くだけで使えるものが多い

印刷または購入が必要

編集・更新

しやすい

しやすい

書き直しに手間がかかる

サービス終了リスク

あり(終了時のデータ扱いを要確認)

あり(データの保存場所を要確認)

なし(手元に現物が残る)

家族の見つけやすさ

スマホのロック解除が壁になることも

同様に、存在を伝えておく必要あり

保管場所を伝えれば確実に読める

費用

無料〜有料までさまざま

無料のものが多い

無料PDF〜市販品まで

ネイティブアプリでは、三菱UFJ信託銀行の「わが家ノート」などが知られています。ただし個別のアプリの機能・料金・提供条件は変更されることがあるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

登録不要で今すぐ書けるブラウザ型:当サイトのエンディングノート

「まずは気軽に試したい」という方のために、当サイトでも無料のデジタルエンディングノートを提供しています。特徴は次のとおりです。

  • 完全無料・会員登録不要で、ページを開いたらすぐ書き始められる
  • 「連絡先」「資産のメモ」「医療・葬儀の希望」「家族へのメッセージ」の5ステップ構成
  • 入力した内容はお使いの端末(ブラウザ)内にのみ保存され、外部のサーバーには送信されない
  • いつでも編集・追記でき、思い立ったときに少しずつ進められる
  • 書いた内容を「印刷・PDFに保存」して紙で家族に渡せる(項目ごとに印刷に含める・含めないを選べます)
  • バックアップファイル(JSON)の書き出しに対応し、データを自分の手元に残せる

端末内保存のため事業者にデータを預けない一方、ブラウザの履歴削除や端末の故障で消える可能性はあります。本ツールの印刷・PDF保存とバックアップ機能で、大切な内容はお手元に控えを残しておくと安心です。

紙との併用がいちばん確実です

アプリやブラウザ型で気軽に書き始めつつ、確定した内容は紙にも残す——この併用が、サービス終了リスクと「家族が見つけられない」リスクの両方に備えられる、いちばん確実な方法です。当サイトでは登録不要でダウンロードできる無料のエンディングノートPDF(A4・20ページ・全ページ記入例つき)を配布しています。ネット銀行・サブスク・SNSなどデジタルの整理ページも収録しているので、印刷してデジタル版と併用してみてください。紙のノートの無料入手先はエンディングノート無料ダウンロードの入手先比較にまとめています。

公的機関でも無料のエンディングノートが用意されています。たとえば法務省は、日本司法書士会連合会とともにエンディングノート(PDF)を公開しています(法務省)。アプリやWebツールに不安がある方は、こうした公的機関の配布物を印刷して使うのも確実な選択肢です。

まとめ:「データを手元に残せるか」を軸に選びましょう

エンディングノートアプリは、手軽さと更新のしやすさが魅力です。ただし楽クラライフノートの終了事例が示すとおり、サービスは永続するとは限りません。「終了時にデータを取り出せるか」「データはどこに保存されるのか」を軸に選び、大切な内容は紙にも残しておきましょう。まずは登録不要のブラウザ版無料PDFから、書ける項目を1つだけ埋めてみることをおすすめします。

記事を読んだら、お住まいの市区町村の具体的な情報や費用の目安を確かめてみましょう。

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この記事の監修者

ふれあいの丘 総合監修者・大久保亮佑(株式会社Kogera 代表取締役社長/生前整理アドバイザー2級)の顔写真

大久保 亮佑

生前整理アドバイザー2級/株式会社Kogera 代表取締役社長

株式会社Kogera「生前整理支援センター ふれあいの丘」運営。実家じまい・遺品整理・生前整理の進め方を、当事者とご家族の目線でわかりやすくお届けしています。監修者プロフィール →

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