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自分史の書き方|年表の作り方と質問例

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自分史の書き方|年表の作り方と質問例

「これまでの歩みを家族に残したいけれど、何から書けばいいのかわからない」と迷っている方へ。自分史は、年表で人生の節目を並べてから、思い出を一つずつ書き足していくと無理なく進められます。年表の作り方、思い出を引き出す質問、親の自分史を聞き書きでつくる方法、書かないほうがよい情報まで、無料のテンプレートとあわせてまとめました。

自分史とは、自分の人生をみずから書きつづった記録のこと

自分史とは、自分の人生をみずから書きつづった記録のことで、春日井市は、自分史を書くことが自分を再確認し、これからの生きる力につながると紹介しています(出典:春日井市「自分史とは何ですか?」、2026年10月1日確認)。千葉県立図書館の調べ方案内も、自分史を「自分のこれまでの人生を振り返って、文章にまとめたもの」と説明しています。

自分史という言葉は、歴史家の色川大吉氏が1975年刊の『ある昭和史―自分史の試み』で体系化した用語で、一般の市民に焦点をあてた記録として知られるようになりました。春日井市は1999年に自治体として初めて「日本自分史センター」を開設し、全国から約8,000冊の自分史が集まっています(出典:かすがい市民文化財団「自分史について」、2026年10月1日確認)。

エンディングノートが、もしものときに家族が必要とする情報や希望を残すものであるのに対し、自分史はこれまでの歩みと思い出を残すものです。

自分史の書き方は、年表・思い出の質問・家族への言葉の3つの手順で進める

自分史の書き方は、年表で人生の節目を並べる、思い出の質問に答えて肉づけする、家族への言葉を添える、という3つの手順で進めると、何から書けばいいかで手が止まりにくくなります。

  1. 年表で骨組みをつくる:生まれた年から、入学・就職・結婚などの節目を書きます。
  2. 思い出の質問で肉づけする:答えやすい質問から、ひとことや箇条書きで書きます。
  3. 家族への言葉を添える:読んでほしい人に向けて、伝えたいことを書きます。

ふれあいの丘の自分史テンプレート(無料PDF・エクセル)は、3つの手順に沿った様式で、登録不要でダウンロードできます。PDF版はA4・6ページで、写真を貼る枠や「わたしの家族」の欄があり、印刷して手書きできます。エクセル版は、生まれた年を入れると年表の西暦と年齢が自動で入り、何度でも書き直せます。

自分史の年表は、西暦と年齢をそろえ、入学や就職などの節目の年から埋める

自分史の年表は、西暦と年齢を並べた表をつくり、入学・卒業・就職・結婚・引っ越し・子どもや孫の誕生といった節目の年から埋めると、前後の年のできごとも思い出しやすくなります。

年表の列は「西暦」「年齢」「自分と家族のできごと」「世の中のできごと」「そのときの気持ち」の5つにしておくと、できごとと気持ちを分けて書けます。世の中のできごとの欄に、その年に流行った歌やニュースを書くと、記憶を呼び起こす手がかりになります。

昔の世相を確かめたいときは、公共図書館の資料も役立ちます。千葉県立図書館は、自分史づくりに役立つ資料として、昭和・平成の暮らしをまとめた年表や、郷土の昔の町並みを収めた写真集を紹介しています(出典:千葉県立図書館「自分史について調べる」、2026年10月1日確認)。

何を書けばいいか迷ったら、時期ごとの思い出の質問に答える形で書き出す

自分史に何を書けばいいか迷ったときは、子どものころ・学生のころ・仕事と暮らし・家族といった時期ごとの質問に、答えやすいものから答えていくと書き出しやすくなります。ふれあいの丘の自分史テンプレートでは、次のような思い出の質問を12問用意しています。

  • 子どものころ:生まれた町と、子どものころの家の様子
  • 学生のころ:印象に残っている先生や友だち
  • 仕事と暮らし:はじめての仕事と、そのころの暮らし
  • 家族:家族との忘れられない思い出
  • これまで:人生でいちばんうれしかったこと
  • これから:家族や大切な人に伝えたいこと

うまい文章を書こうとしなくても大丈夫です。場所・人の名前・食べもの・におい・音など、具体的なことを1つ入れるだけで、ひとことでも情景が伝わります。一度に仕上げようとせず、思い出したときに書き足し、書いた日を添えておくと、あとで読み返す楽しみにもなります。書くのがつらい質問は、無理に答えず飛ばしてかまいません。

親の自分史は、家族が話を聞いて書き留める「聞き書き」でもつくれる

親が自分で書くのが難しいときは、家族が話を聞いて書き留める「聞き書き」という方法で、親の自分史をつくることもできます。千葉県立図書館の調べ方案内も、高齢者に話を聞いて書き留める聞き書きで、家族や周囲の人が自分史を書く方法を紹介しています。

聞き書きでは、思い出の質問を1つずつ聞き、親の言葉をできるだけそのまま書き取ります。昔のアルバムを一緒に見ながら聞くと、話が広がりやすくなります。写真の選び方や残し方は写真・アルバムの整理法を参考にしてください。

書き方を人に教わりたいときは、自治体や文化施設の自分史講座を探す方法もあります。春日井市では、文化フォーラム春日井で自分史の書き方などの講座を開き、日本自分史センターで専門員による自分史相談も行っています(出典:春日井市「自分史を書いてみたいのですが、書き方などを学ぶにはどうすればいいですか?」、2026年10月1日確認)。

自分史には住所や口座番号を書かず、思い出と気持ちを残す記録にする

自分史は家族以外の人が読むこともある記録なので、住所・本籍・口座番号・暗証番号・マイナンバーは書かず、思い出と気持ちを残すことに絞ると安心して見せられます。財産や連絡先、もしものときの希望は、エンディングノートの無料テンプレートに分けてまとめておきましょう。

自分史に使いたい写真がスマホの中だけにある場合は、プリントしたり、家族と共有している場所にも残したりしておくと安心です。国民生活センターは、故人のスマホやパソコンのパスワードがわからない場合、第三者がロック解除することは困難だと注意を呼びかけています(出典:国民生活センター「今から考えておきたい『デジタル終活』」、2026年10月1日確認)。

まとめ

  • 自分史は、自分の人生をみずから書きつづった記録
  • 年表で節目を並べ、思い出の質問で肉づけし、家族への言葉を添える
  • 親の自分史は、家族が話を聞いて書き留める聞き書きでもつくれる
  • 住所や口座番号は書かず、財産や連絡先はエンディングノートに分ける

自分史は、一度に仕上げなくても大丈夫です。まずは年表に、生まれた年を1行書くところから始めてみてください。なお、財産の分け方や相続など法律やお金にかかわることは、自分史とは別に、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

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この記事について

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編集・運営:株式会社Kogera「生前整理支援センター ふれあいの丘」。 実家じまい・遺品整理・生前整理の進め方を、当事者とご家族の目線でわかりやすくお届けしています。