家の解体費用の相場(坪単価・坪数別の早見表)と補助金の全国データ

家の解体費用は、木造30坪で90万〜150万円、50坪で150万〜250万円程度が基本工事費の目安です(民間解体業者の公表相場)。 解体補助金は全国1,726市区町村のうち272市区町村(15.8%)で確認でき、 上限額の中央値は50万円でした。このページでは、費用の相場と補助金の全国データを1ページにまとめ、 お住まいの地域の詳細データと、次にとるべき一歩まで案内します(2026年9月14日時点・ふれあいの丘調べ)。

最終更新日: 2026年9月29日/本記事は編集部が公的機関・自社調査データをもとに作成しています。個別の税務・法務・解体の判断は各分野の専門家にご相談ください。

要点

  • 家の解体費用(基本工事費)は、木造30坪で90万〜150万円、木造50坪で150万〜250万円が目安です(民間解体業者の公表相場・生前整理支援センター ふれあいの丘編集部調べ)。
  • 解体費用の坪単価の目安は、木造3万〜5万円・鉄骨造4万〜6万円・鉄筋コンクリート造5万〜8万円で、付帯工事費・残置物処分費・整地費やアスベストの除去費用は別にかかります(民間解体業者の公表相場)。
  • 解体補助金は全国1,726市区町村のうち272市区町村(15.8%)で確認でき、上限額が判明した271市区町村の中央値は50万円でした(ふれあいの丘調べ・各自治体の公式サイト)。
  • 解体補助金の有無・要件・金額は自治体ごとに違い、着工前の申請を前提とする制度が多いため、契約前に自治体の窓口に確認し、実額は複数社の書面見積もりで確かめてください。個別の税務・法務の判断は専門家にご相談ください。

最終更新 2026年9月29日。補助金のデータは2026年9月14日時点(ふれあいの丘調べ)

坪数別の解体費用の目安(木造・鉄骨造・RC造)

家の解体費用(基本工事費)は、延床50坪なら木造で150万〜250万円、鉄骨造で200万〜300万円、鉄筋コンクリート造で250万〜400万円が目安です。 下の早見表は、民間解体業者が公表している構造別の坪単価に延床坪数をかけた単純計算です。

延床坪数別・構造別の解体費用(基本工事費)の目安
延床面積木造坪3万〜5万円鉄骨造坪4万〜6万円RC造坪5万〜8万円
20坪(約66㎡)60万〜100万円80万〜120万円100万〜160万円
30坪(約99㎡)90万〜150万円120万〜180万円150万〜240万円
40坪(約132㎡)120万〜200万円160万〜240万円200万〜320万円
50坪(約165㎡)150万〜250万円200万〜300万円250万〜400万円
60坪(約198㎡)180万〜300万円240万〜360万円300万〜480万円
100坪(約330㎡)300万〜500万円400万〜600万円500万〜800万円

出典: 坪単価は複数の民間解体業者の公表相場(生前整理支援センター ふれあいの丘編集部調べ・解体費用の相場・見積もりガイドの掲載値)。金額は「坪単価×延床坪数」の単純計算による目安であり、見積額ではありません。 付帯工事(ブロック塀・物置・庭木・浄化槽など)・残置物の処分・整地の費用は含まず、立地(前面道路の広さ・隣家との距離)やアスベストの有無で変わります。 100坪のような大きな建物は、単純計算と実際の見積もりの差が大きくなることがあります。実額は複数社の書面見積もりで確認してください。

延床面積は各階の床面積の合計です(建築基準法施行令第2条第1項第4号)。木造二階建てで1階・2階が25坪ずつなら、50坪の行を見てください。

まず数字で:解体費用と補助金の全国サマリー

解体費用(木造30坪)90万〜150万円
解体費用(鉄骨造30坪)120万〜180万円
解体費用(RC造30坪)150万〜240万円
補助金を確認できた自治体272/1,726(15.8%)
補助上限額の中央値50万円(271自治体)
補助上限額の最高額550万円(福井県南越前町)

2026年9月14日時点・ふれあいの丘調べ/全国自治体総数の出典=総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」。実額は自治体の公式募集要項・解体業者の見積もりで確認してください。

構造別の坪単価と30坪の解体費用

空き家の解体費用は、木造30坪で90万〜150万円、鉄骨造30坪で120万〜180万円、鉄筋コンクリート造30坪で150万〜240万円が基本工事費の目安です(民間解体業者の公表相場)。 いずれも基本工事費のみの水準で、付帯工事費・残置物処分費・整地費は別枠で加算されます。

構造坪単価の目安30坪の基本工事費
木造(在来工法・ツーバイフォー)3万〜5万円90万〜150万円
鉄骨造(軽量・重量)4万〜6万円120万〜180万円
鉄筋コンクリート造(RC造)5万〜8万円150万〜240万円

20坪〜100坪の金額は、ページ冒頭の坪数別の早見表にまとめています。

→ 付帯工事費・残置物処分費・整地費の内訳、業者選びの許可証チェックまでは解体費用の相場・見積もりガイドで詳しく解説しています。補助金の対象条件・申請の流れは解体補助金 完全ガイドをご覧ください。

坪単価の早見表に入らない費用:物置・アスベスト・古家付き土地

物置の撤去、アスベスト(石綿)の調査・除去、古家付き土地で売るかどうかの判断は、坪単価×延床坪数の早見表には含まれないため、解体の見積もりでは別に確認します。

物置を撤去する費用は付帯工事費として別に見積もられる

家と一緒に物置を撤去する費用は、建物本体の基本工事費ではなく付帯工事費(ブロック塀・門扉・庭木・浄化槽などと同じ枠)として見積書に計上されます。 物置の中に残った荷物は、付帯工事費とも別の残置物処分費になります。物置だけの撤去費用は、公的機関が公表した相場を確認できなかったため、当サイトでは金額を示していません。 見積書で付帯工事費に物置が含まれているかを確認してください(解体業者の選び方と見積書の見方)。

アスベストの事前調査は家の大きさにかかわらず解体前に必要

家を解体する前には、アスベスト(石綿)が使われているかの事前調査が建物の大きさにかかわらず必要で、発注者は調査費用を適正に負担することが求められています(大気汚染防止法第18条の15)。 2023年10月1日以降に着工する工事では、事前調査を有資格者(一戸建ては一戸建て等石綿含有建材調査者も可)が行い、解体する床面積の合計が80㎡以上なら、2022年4月1日から調査結果の報告も必要です(環境省・厚生労働省)。 アスベストが見つかった場合の除去費用は、坪単価の早見表とは別に計上されます。対象・資格・報告の詳細はアスベスト事前調査の対象・資格・報告にまとめています。

古家付き土地として売ると、解体費用を先に払わずに済む

古家付き土地のまま売り出す場合、売主は解体費用を先に払わずに済みますが、買主は解体費用を見込んで価格を判断するため、その分が価格交渉に出やすくなります。 解体して更地にすると、土地の固定資産税の住宅用地特例(200㎡以下の小規模住宅用地は課税標準が6分の1)が外れ、翌年度から土地の税負担が上がります(総務省「固定資産税の概要」)。 どちらが有利かは物件ごとに変わるため、古家付き土地の売却と、解体して売る場合の比較で手元に残る金額を並べてから決めてください。個別の税額は市区町村の税務課や税理士にご確認ください。

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補助金が出る自治体は全国で何件か

生前整理支援センター ふれあいの丘が全国1,726市区町村の公式ページを調査したところ、解体補助金を確認できたのは272市区町村(15.8%)で、上限額が判明した271市区町村の中央値は50万円でした。 未確認は「制度が無い」ことの断定ではなく、公式情報を編集確認できていないことを意味します。

→ 自治体別の金額ランキングは全国調査データ、 手続き込みの解説は空き家の解体補助金 完全ガイドにまとめています。

補助額の分布

解体補助金の上限額は50万〜100万円の自治体が最も多く、金額が判明した271市区町村の51.7%を占めます。

補助上限額該当市区町村割合
30万円未満238.5%
30〜50万円6022.1%
50〜100万円14051.7%
100〜200万円4617%
200万円超20.7%

母数は上限額を数値抽出できた271市区町村(2026年9月14日時点・ふれあいの丘調べ)。

申請でよくある条件

解体補助金を確認できた268市区町村のうち65.3%が「危険・老朽空き家であること(特定空家等を含む)」を条件に掲げ、57.5%が「市区町村税の滞納がないこと」を求めています。

条件該当割合
危険・老朽空き家であること(特定空家等を含む)65.3%(175件)
市区町村税の滞納がないこと57.5%(154件)
市内・指定/登録業者での施工50%(134件)
建物の所有者・相続人であること42.9%(115件)
年度予算・先着順(予算枠に達し次第終了)39.6%(106件)

検出方法: 「危険」「倒壊」「老朽」「特定空家」等を含む等、公式公表テキストの該当語で機械集計(重複あり・2026年9月14日時点)。

→ 全条件の詳細は「申請条件」の全国実態調査で公開しています。

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都道府県別データ

都道府県別に見ると、解体補助金を確認できた市区町村数が最も多いのは愛知県(54自治体中18件)で、以下大阪府・和歌山県が続きます(該当自治体数の多い順)。

都道府県確認できた件数割合地域データ
愛知県18/5433.3%市区町村を見る
大阪府17/4339.5%市区町村を見る
和歌山県12/3040%市区町村を見る
静岡県12/3435.3%市区町村を見る
高知県12/3435.3%市区町村を見る
山口県11/1957.9%市区町村を見る
三重県11/2937.9%市区町村を見る
群馬県10/3528.6%市区町村を見る
鹿児島県10/4323.3%市区町村を見る
福井県9/1752.9%市区町村を見る
岡山県9/1947.4%市区町村を見る
広島県9/2339.1%市区町村を見る
奈良県9/3923.1%市区町村を見る
茨城県9/4420.5%市区町村を見る
福島県9/5915.3%市区町村を見る
栃木県8/2532%市区町村を見る
山梨県7/2725.9%市区町村を見る
青森県7/4017.5%市区町村を見る
東京都7/6211.3%市区町村を見る
富山県6/1540%市区町村を見る
鳥取県6/1833.3%市区町村を見る
石川県6/1931.6%市区町村を見る
秋田県6/2425%市区町村を見る
神奈川県6/3318.2%市区町村を見る
島根県5/1926.3%市区町村を見る
新潟県5/3016.7%市区町村を見る
福岡県5/608.3%市区町村を見る
埼玉県5/637.9%市区町村を見る
山形県4/3511.4%市区町村を見る
兵庫県4/419.8%市区町村を見る
千葉県4/547.4%市区町村を見る
岩手県3/329.4%市区町村を見る
宮城県3/358.6%市区町村を見る
佐賀県2/2010%市区町村を見る
熊本県2/444.5%市区町村を見る
滋賀県1/195.3%市区町村を見る
京都府1/263.8%市区町村を見る
長野県1/771.3%市区町村を見る
北海道1/1770.6%市区町村を見る
愛媛県0/200%市区町村を見る
岐阜県0/420%市区町村を見る
徳島県0/240%市区町村を見る
香川県0/170%市区町村を見る
長崎県0/210%市区町村を見る
大分県0/180%市区町村を見る
宮崎県0/260%市区町村を見る
沖縄県0/410%市区町村を見る

2026年9月14日時点・ふれあいの丘調べ。市区町村単位の上限額ランキングは全国調査データでご覧いただけます。

よくある質問

Q. 空き家の解体費用はいくらですか?

A. 木造30坪で90万〜150万円が基本工事費の目安です(民間解体業者の公表相場)。鉄骨造は120万〜180万円、鉄筋コンクリート造は150万〜240万円が目安で、付帯工事費・残置物処分費・整地費は別枠になります。詳しい内訳は解体費用の相場ガイドをご覧ください。

Q. 50坪の家の解体費用はいくらですか?

A. 延床50坪の家の基本工事費は、木造で150万〜250万円、鉄骨造で200万〜300万円、鉄筋コンクリート造で250万〜400万円が目安です(民間解体業者の公表坪単価×50坪の単純計算)。延床面積は各階の床面積の合計なので、木造二階建てで1階・2階が25坪ずつなら50坪として見ます。付帯工事費・残置物処分費・整地費は別にかかります。

Q. 解体補助金は全国どこでも使えますか?

A. 生前整理支援センター ふれあいの丘が全国1,726市区町村の公式ページを調査したところ、解体補助金を確認できたのは272市区町村(15.8%)でした。未確認は制度がないことを意味しないため、実家のある自治体の窓口で確認してください。

Q. 解体補助金の上限額はいくらですか?

A. 上限額が判明した271市区町村では、中央値は50万円、最高額は福井県南越前町の550万円でした。実際の交付額は補助率・要件・予算枠によって決まります。

Q. 解体補助金の申請でよくある条件は何ですか?

A. 補助金を確認できた268市区町村を横断集計すると、「危険・老朽空き家であること」が65.3%、「市内・指定業者での施工」が57.5%で、着工前の申請を前提とする制度が多くあります。契約前に自治体窓口へ確認してください。

Q. 解体すべきか、売却すべきか迷ったらどうすればいいですか?

A. 解体費用と、そのまま売却した場合の査定額を比較してから判断するのが堅実です。まずは無料査定で市場の反応を確認し、あわせて自治体の補助金窓口に相談することをおすすめします。個別の税務・法務判断は専門家にご相談ください。

出典・参考

  • ・解体費用の坪単価・構造別相場:複数の民間解体業者の公表相場(生前整理支援センター ふれあいの丘編集部調べ)。坪数別の早見表はその坪単価×延床坪数の単純計算
  • ・延べ面積の定義:建築基準法施行令 第2条第1項第4号(e-Gov法令検索・2026年9月29日確認)
  • ・アスベストの事前調査・報告:大気汚染防止法 第18条の15、環境省「石綿事前調査結果の報告について」、厚生労働省「石綿総合情報ポータルサイト」
  • ・全国の補助金データ:ふれあいの丘調べ(2026年9月14日時点・出典=各自治体公式サイト)/母数 総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」
  • ・空家等対策の推進に関する特別措置法、固定資産税の住宅用地特例:国土交通省・総務省(総務省「固定資産税の概要」)

関連:解体費用の相場・見積もりガイド / 解体補助金 完全ガイド / 全国 解体補助金 調査データ / 空き家・不動産の総合ページ